食物繊維で糖尿病予防!
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毎号、健康新聞をご覧くださり、誠にありがとうございます。
今月は「食物繊維」についてお届けします。
食物繊維は、血糖値の急上昇を抑える効果があります。
これは食物繊維が糖質の吸収を遅らせるためです。
特に水溶性食物繊維は、腸内で糖質を包み込んで吸収を遅らせるため、血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。
水溶性食物繊維とは、水に溶ける性質を備えており、糖尿病予防にも効果が期待できます。
糖尿病患者を対象にした研究では、食物繊維を多く含んだ献立を中心とした食事を継続的に摂取していると、血糖コントロール、コレステロール値、体重が改善するなどの成果が得られたそうです。
食物繊維を多く含む代表的な食品には、穀類→大麦、ライ麦、玄米など。
豆類→大豆、小豆など。
野菜→ごぼう、ブロッコリー、きのこなど。
果物→りんご、バナナなどがあります。
また、食事の際は食べる順序も重要とされます。
はじめに食物繊維を多く含んだ食品を摂ることで血糖値の上昇を比較的緩やかにできます。
糖尿病の予防や管理には、1日20g以上の食物繊維の摂取が推奨されています。
食物繊維を手軽に摂取できるメニューを考えて、健康的な食事を摂るようにしましょう!